日本(西日本)
梅田スカイビル
大阪
建築家・原広司が手がけたガラスの高層ビル。2つの高層棟を上部のリング状の空中庭園で繋いだダイナミックな構成が特徴。全面ガラスのファサードに大空をうつしだし、大きなヴォリュームをまわりの風景のなかに溶け込ませている。
通天閣
大阪
初代を火災で失ったことを惜しんだ地元有志が出資、1956年に再建された2代目の展望塔。足元にひろがる商業地区「新世界」が戦後復興するうえでシンボルとなった。避雷針も含めた高さは108m。内藤多仲が設計、奥村組が施工した。四面に日立製作所が掲出する巨大なネオンサインは地域の名物となっている。竣工から半世紀を経て、登録文化財に指定された。
島根県芸術文化センター
島根
石州瓦の産地である島根県に、内藤廣が設計した複合文化施設。左は、7×3×4㎝ほどのペーパーウェイトで、建物の外観を成す家型をなぞっただけでなく、屋根や壁を覆う石州瓦と同じ材料、同じ製法によって作られている。素材を味わう建築ミニチュアだ。
大阪城天守閣
大阪
昭和6年、江戸時代になって建設された天守台に、市民の寄付を集めて建設された鉄筋鉄骨コンクリート造の天守が竣工した。外観は大阪市土木局建築課の古川重春が設計した。『大坂夏の陣図屏風』を参考にしつつも、初層から4層までを徳川時代風の白漆喰壁、5層目を豊臣時代風に黒漆喰と折衷している。近代になって建設された「復興天守」の第1号である。
清水寺
京都
17世紀に建てられた寺院建築。崖から大きく張り出した、いわゆる「清水の舞台」をもつ。その床面は長く伸びた束柱で支えられている。崖地に立っていることをミニチュアでも表現するため、建物だけでなく地形もふくめてつくられている。
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